今日もお腹痛い

感想などを書きます。

20230225 indigo la End 蒼き花束 vol.3

225日。indigo la Endの結成記念日、の翌日。

数日前の予報では雨となっていて、まじかよさすが雨バンドだな、とか思いつつ。

結局当日はどんより曇り空で、海風が冷たかったな。

 

開場時刻ぐらいに会場着いて入場。はじめましてパシフィコ。

物販の大行列を横目に(事前物販から行列だったみたいで諦めました…)、とりあえずFC特典シールをゲット。

ライブなどのチケットはファイリングして記念に保管しているのですが、最近はもっぱら電子チケットだから物販のステッカーとかを代わりに保管していて。今後もこういう特典あったら嬉しい。

 

席は1階の真ん中辺り。すごい近いわけじゃないけど、こんな演者の表情が見える距離は久々かもしれない、泣。

 

本編はプロローグのVTRから始まって、しっとり始まると思ったら1曲目はまさかのレナ。

まさかこんな真っ赤な照明でハードな始まりとは思わんかったよ。

2曲目想いきり、まさかの絵音さんがイントロトチってやり直しw

思わぬハプニングだったけど、ここで会場の緊張がいい感じにほぐれたような気がした。

渇きはライブで演奏聴くのは初めてだったんだけど、ライブ映えするなあという感想。ゴリゴリのベースかっこよかった。

そういえば連れがライブ後、「ベースいつもよりアタック音が出てた」と言っていたんですが、なんか機材とか変わったのかな?

夜行、栄太郎さんなシェイカーぶん投げるとこ見れた。投げたあとスタッフさんがさっと回収されておりました。

この日、個人的にはさざなみ様の絵音さんの歌声がいちばん沁みたというか、よかった。

特にサビがすごーく伸びやかで、透き通っていて、うま…(語彙力無)ってなった。

彼女の相談。最近ライブで聴きたいなあと思ってたので、やってくれたの嬉しい。

私がindigoを好きな理由のひとつに長田さんのギターがあって。唯一好きなギタリストを挙げるとしたら長田さんなんだ。

この曲、というかこの頃のギターやっぱりいいなあ。(いや最近の曲のギターも当たり前に最高なのですが。)

この日は特に長田さんのギターをじっくり聞こうと決めて聞いてました。

その後の心雨からアリスの「雨が降った朝に、」って歌詞で始まるのが、雨で繋がってて面白いなと思った。

去年リリースされたヴァイオレット。ライブでやっと聞けた。

この曲のみおえつコーラス好きです。

余談ですが、この曲は川谷さんがアニメ「ヴァイオレットエヴァーガーデン」を見て作ったと以前言っていて。

でも見てないんだよなあ。アニメ見た方が曲の解像度上がると思うんだけどね。泣くのしんどいから見れない。いつか見たい。

武道館ぶりの名前は片想い。

MV初見だったのですが、めっちゃ素敵だったな。悲しい歌詞、ストーリーなんだけど、淡くて可愛いなあって。

武道館で聞いた時も第一印象は「明るい」だったけど、やっぱりこの曲は明るい。

その頃は毎日泣いて辛かった思い出も今振り返るとそれもそれで悪くなかったな成長できたな少し前向けるな、みたいなことあるじゃないですか。そんな明るさ。

その後余韻に浸る間も無く、鐘泣く命が始まって。イントロが始まってなんか殴られている気持ちになった。なんかすごい暴力的な曲だな、と感じた。今までそんなこと思ったことないのに。歌詞も絵音さんの曲にしては口調が強くないですか?

気持ち切り替えられなくてなんだか心が殴られている感覚だった。

 

幕間のVTR(多分ここらへんだった気が)

所々で曲の合間、最中にVTR流れてたんだけど、ごめんなさい、最初は武道館の演出の2番煎じなのか、とか思ってしまったんですが。

ここでindigo13年間を振り返るようなナレーションがあって。武道館の映像のテーマがファン目線だったとしたら、今回はメンバー4人によりスポットしているのかな、と謎が解けた。

 

名もなきハッピーエンド。今回のライブから声出しOKということもあってか(かと言って曲中声出すことはないんですが…)、サビで後鳥さんがノリノリで煽ってるの見て、少し時が進んだなあって実感した。

その後の夜の恋は、インディゴラブストーリー。

両方とも本編ラストでやりがちな曲ですけどラストじゃなかったので、えっラスト何だろ、とそわそわしつつ。

ディゴラブはイントロとアウトロを絵音さんと長田さんが向き合って弾くのが好き。あのカッティングが好き。そういえば藍会でド目の前でその光景見れて感無量だったんだけど、それも3年前か。早いな。

最後は新曲のプルシュカ。

モニターじゃなくてステージ一面に投影された映像が綺麗だった。歌詞表示されてたのもよかった。

ライブで新曲披露の度に毎回複雑〜な曲って思うんだけど、サビがちゃんとキャッチーで頭から離れないのすごい。早くちゃんと聞きたい。

最後にハート型の紙?がひらひら降ってきてきれいだった。

栄太郎さんがはける時にハートを両手に持ってフリフリしてたんだけど、アンコール明けにも持ってきてたの面白かった。笑

 

アンコール明け。

お馴染みの長田さん物販紹介。

グッズをディスりまくる長田節絶好調でした。笑

 

アンコール1曲目は知らない血。こちらもライブでは初めて聞いた曲。

indigoは悲しくて切ないみたいなパブリックイメージだと思うんですけど、ライブでふと激しい曲やりだすところ面白いよね。実験前とか。笑

私はこういうロックな曲のほうが好きなのでもっとやってください。

 

ラストの曲の前に絵音さんのMC

『正しさを決めつける世の中』

『生きづらくないですか?』

川谷絵音を決めつけないで欲しい』

ゆっくりと考えて、一つ一つの言葉を選んで吐露してくれた言葉だった。

私の席から絵音さんの表情は見えなかったのだけれど。

なんとなく私が思ったこと。

どんなできごと、どんな辛さを言葉にしているのか私には想像することしかできない、あの言葉は誰に向けての言葉だったのかわからないけど、わかった気になるなよって言われたように自分は受け取ってしまって胸に突き刺さった。 

苦しそうな胸の内を聞いて、ふと独特な人のセリフを思い出した。「ミュージシャンって繊細な人が多いのに、批判に晒されることが多い」、みたいなセリフがあって。

繊細な絵音さんだからこそ生み出せる音楽が好きだけど、それによって痛みを伴うならなんて言葉をかければいいんだろう。

それでも音楽を作り続けてくれるところを尊敬するし、胸が痛いほどに不器用な方だなって思う。ふっと目を離してしまったら消えてしまいそうで。

 

MCの絵音さんの言葉を噛み砕いているうちに 始まったUnpublished manuscript

あの体が壊れそうな轟音に包まれながら、客席側に向いた照明が眩しくて、なんにも見えない間にそそくさとみんなはけていってしまって(そういえばいつもの写真も撮らなかったな)、呆然としている間に終わってしまった。

夜警ツアーの国際フォーラムで聞いたアンパブは、そっと寄り添ってくれるような印象だったのに、この日はまたなんか違った色に見えた。

 

ライブ終了後、絵音さんのエピローグ。「全ての季節で会いましょう」と言ってライブの告知してくれるの、その言葉のチョイスが好き。

春、夏は馳せ合い。秋は近日発表との事だったけど、ナツヨノマジックのステラシアターの映像ぽかった。期待していいのか?

 

「さよならだけが、人生だ」という語りで始まり、「出逢いだけが、人生だ」と言って終わったライブ。

VTRのストーリーを汲むとindigo la Endの歩みを象徴しているのかな。

意味について考えているんですけど、うまく言語化できない、ので一旦諦めます

 

最近ライブに限らずイベント的なものが苦手だな、なんか楽しめないなあってことがあって、この日を迎えるのにちょっと不安があったんですけど。

でもindigoのライブはやっぱり特別で。毎回行ってよかったなあと思えるから、大切な場所だな。

indigoもindigoを好きでいる人たちも温かくて。

移り変わっていくものがあるかもしれないけど、この感情は忘れないでいたい、好きでいたいな。