応援していたVtuberが引退した。
応援していた、って言ってもYouTube開いた時に配信していたら見る程度のファンだったんだけど。
Vに興味ないんだけど、その子だけは好きだったんだよね。
自分はその子に救われたところがあって。
その子は全力で自分の感情を表に出すんだよね。ポジティブな感情だけじゃなくて、ネガティブな感情も。
ゲームがうまくいかなかったら泣いちゃうし、ちょっとカリカリしてる日はコメント欄にキレるし。
それが私にとってちょっと衝撃的だった。
ネガティブな感情って表に出しちゃいけないって思ってたから。ネガティブな感情って相手からしたら不快だと思っていたから。
でもその子の出すマイナスな感情ってあんまり嫌な気がしなくて。
配信だからある程度エンタメに昇華しているっていうのもあると思うんだけど、コロコロ変わる感情が面白いし、キュートだった。
人間らしくて素敵だなって私には映った。
これまで感情を押し殺すのがクールだと思っていたけど、その子に出会ってから、もう少し出してもいいのかなって思えるようになった。
とはいえ、友達とかと話していて突然泣き出しだり怒り出したらやばい奴だから工夫は必要だけど。
ネガティブな感情が湧いた時、相手にどうして怒ってるのか、どうして悲しいのか伝えるようにしようって心がけている。
感情を押し殺してぐちゃぐちゃになるより、適切に放出する方がずっと健全だ。
インターネットでの出会いって本当に脆い。
わかりやすく転生する人も中にはいるけど、基本は消息がわからなくなってしまう。
二度と出会えない。
ブログを通じて仲良くしていた子が急にいなくなった、とか。
応援していた個人サイトがいつしか閉鎖していた、とか。
そんな昔の経験を思い出して、また切なくなった。
推しは推せるうちに推せとはいうけど、お別れが来るならもっと応援してあげればよかった。今更後悔しても意味ないんだけど。
その子は転生するのかな、またどこかで会えたら嬉しいけど、でも同じ空の下、幸せに生きていてくれたら、それでいいな。