2回目の独特な人。
感想でもないレポでもない個人的な感情の書き留め。うろ覚え
独特な人という公演、知らない人に説明するの難しいんだけど絵音さんもストーリーに書いていたように音楽でも演劇でもない舞台。
絵音さんの頭の中がちょっと覗ける場所かなって個人的には思う。
今回は1本主人公(絵音さん)と彼女(あくびちゃん)の物語というのがあって、コントあり朗読あり映像あり弾き語りありで話が進んでいく。
森田さんとのコントシーン、シリアスというフリで笑いに持っていくという仕掛けなのでシリアス演技かつ初笑いを作る役目としては確かに森田さんしかできねえ…となった。
森田さんの演技とても良い!と思ったら今日映画主演が決まってた。(モキュメンタリーだけど)気になる…
アイロンヘッドとチーバナさんのキャスティングはどゆこと!?って感じだったけどえのぴょんの毒とチーバナさん調和しすぎだしバンドマン役は確かに辻井さんだわ。
辻井さんのネタ始まるし、誠子さんのプロポーズの話出てくるしあの瞬間だけ川谷現場ではなく吉本の劇場だった笑
カフェでのシーンは毒強めえのぴょん。
泣きそうとか言うのは結局泣いてないよね?とか誤解を恐れずに言うならって誤解恐れてるじゃん?とかニューヨークのネタみたいなこと言うてるやん!
少しだけフリートークの部分、今まで見た絵音さんの中で1番ハイテンションだった気がする、楽しそうだった笑
正直、物語としてみるなら割とテーマとか伝えたいことが散漫しているかなと言う気はした。
音楽業界、リスナー、ファン、世間の人々、マスコミ、コロナに対して…
細かいセリフは作家さんの脚本でどこまで絵音さんが作った部分なのかは不明だけれど、全体的に絵音さんの思ってること言いたいことなんだろうなと思う。
「作品と作者は切り離すべきだ」コントシーンで出てきけど、この言葉について前のindigoツアーで絵音さんがMCで語っていた。
絵音さんがラジオとか色んなところで発信されていた考えが結構盛り込まれているように感じた。
絵音さんの発言と地続きで、そして作品の世界はコロナ禍(オリンピックとか近々の話題もあったり)で限りなく現実に近い虚構の世界すぎてなんか呆然と見ていた気がする。
絵音さんとあくびちゃんの映像シーン、正直結構早い段階であくびちゃん死ぬんだろうなというのはわかっちゃった。オープニングの独白と照らし合わせていくと。
あくびちゃん、前回の独特な人でニガミ知った程度のファンですがお芝居とてもよかった。
花火が聞こえる、っていうのは命の終わりの暗喩ぽかったけどTwitterパブサしてたら耳の不調を経験したことがある人にはわかる、みたいなことを仰ってる人がいて、それも一理あるのかな?と思った。
結構後半の展開は忙しなくて正直あんまり噛み砕けなかった。断片的な記憶。
また明日といったのに明日は来なかった。
人の死を面白おかしく使う人に対しての憤り、でも向こうにも向こうの意見がある、正しいか間違ってるかは別として。だから「やりきれない」のかな。
夢の中?のあくびちゃんはコロナのない世界にいたけどあれはどういうことだったんだろう。
最近外国人が多いねって言葉がifの世界すぎる、コロナがなかったら今ごろどうなってたんだろう、もっと日本中、世界中が活気の溢れていたのかな、でもこれは誰もわからない。考えてもしょうがない話。
彼女に向けてのシーソー、あの場だと歌詞が難解で入ってこなかったけど終わったあとアップされた歌詞を見て、ちょっと理解できた気がする。
薬をODして?花火が聞こえてきて、花火の音はこれだったんだね、と。
ちゃんMARIリミックスの夏夜のマジックが染みる。
「ごめんね」「ごめんね」と叫ぶ絵音さん。
うわあバットエンドやんと思ったけど、主人公視点だとハッピーエンドなのかな。
確か最後は映像だったんだけど、絵音さんはマスクをしてバーに入っていったんだけど頼んだお酒はビールだった気がする、どっちの世界なんだろう。
あくびちゃんのキャラのモデルはピンと来なかったけど、帰って調べてなんとなくわかった気もする、でもモデルなんていないのかもしれないなあ。
多分大切な人を亡くした人にしか分からない感情があったんだろうな、何年か、何十年後か今回の公演の感じ方が変わる日が来るのかもしれない。
可能ならまたちゃんと見てゆっくり噛み砕きたい。再演求む!
昔の絵音さんのストレートな歌詞が好きで、初期のゲスとかの。だからなんかセリフだと直球の言葉になるのでそれが懐かしいな、と感じた。
思ったけど絵音さんの声、すっっっごい聞き取りやすい。意外と芝居向きだと思うなー
川谷プロジェクトのスタッフさん、いつも思うけど映像とか演出とかすごい好き、解釈が一致すぎる。オープニングとかどっか上げてほしー…
絵音さんが夜にインスタライブやって下さってた。独特な人の話してくれるのかな?と思ったけど意外と興味深い話聞けた。
友達いない、とか、飲み会最初は楽しいけどしんどくなるとか、わかる、わかる。
絵音さんの学生時代の話はすごく自分と重なるんだよな。
独特な人とは違ってまた別の絵音さんの考え方が知れて少し自分の解釈との答え合わせができたかな、と思った。