今日もお腹痛い

感想などを書きます。

20230401 馳せ合い vol.3 メモ

41日。春ですね。入場前に日比谷公園を少し散策したんだけど、見事に桜散っていた。今年はまともに桜見れなかった!また来年!

 

初馳せ合いでした。

 

オープニングアクト

栄太郎さんのDJ、新鮮で楽しかった。今回ツーマンってことでいつもよりお祭り的な雰囲気にぴったりなオープニングというか。

 

前半 ゲスの極み乙女

星降る夜に花束を

だけど僕は

某東京

アソビ

song3

パラレルスペック

人生の針

はしゃぎすぎた街の中で僕は一人遠回りした

キラーボール

いけないダンス

 

声出し解禁のライブは蒼き花束以来2回目だったから、実質初声出し解禁(?)

会場ノリノリで盛り上がってて楽しかった!

ライブで初めて聞く曲多かったかも。

ライブでの某東京シュールだな

キラーボール、ピアノの幻想即興曲の前にいつもおふざけが入るところ、今回はなしで幻想即興曲に入ったんだけどまさかのちゃんMARIさん途中でミスってやり直しw慌ててるちゃんMARIさんに会場みんなが(かわいい…)って思っているのを感じました。ちゃんMARIさんキュート。

MC、課長が彼女の代わりになるものを見つけたという話。ミニオンにハマりすぎて家の中ミニオングッズだらけらしい。後ろの幼稚園児くらいのお子さんがそれを聞いて「こわい!」と言っていて笑った。

いけないダンス、この曲えのぴょんオールキーボードなんだ。あれ、調べたら変人大集合でやってるのか。記憶がないぞ。アルバムだと途中にあるからあんまり終わりの曲って印象ないけど、でもなんかしっくりきていた。聞き入ってしまったな。

 

後半 indigo la End

想い切り

ハルの言う通り

春は溶けて

華にブルー

ラッパーの涙

夜明けの街でサヨナラを

名前は片想い

夏夜のマジック

夜光虫

瞳のアドリブ

晩生

 

ハルの言う通りからの春は溶けて。屋外で聞く春の曲、最高じゃん。

華にブルーでじーんとしちゃった。今日の演奏凄く歌詞が頭に入ってきた。この曲は絵音さんなりの前向きなラブソングと解釈しているのですが、その温度感が心地よくて。「いつも好きとは言えないけど 多分これでいい」って歌詞が好きなんです。めっちゃわかる。でも「消えたら点ければいいんだ」はちょっと賛同できない。消すな!

バングルライト持ってきてねとか、野外に合うセトリにしたよってえのぴょん言ってたからてっきり盛り上がる感じのセトリかと思ったら夜明けしか盛り上がる曲ないやん、ワロタ。

エモーショナルなセトリに胸を震わせていたところ、近くの席のオバサマが夏夜のマジックのサビで熱唱し両手を上げてくねくね盆踊りみたいに踊ってて笑ってしまった。次の曲まで笑い止まらなかった。(これは愚痴です)

夏夜のマジック2番のところで栄太郎さんがクラップ煽ってたの、生感あって楽しかったな。

瞳のアドリブ、またしてもindigoの新境地みたいな曲だった。疾走感!アニソンっぽいなというファーストインプレッション。一発で好きになった。早く音源聞きたい。

晩生、叫びのような演奏だなあと。とてもかっこよかった。

 

私はこれまでコンポーザーとしての絵音さんが1番好きだと思っていたけど、それと同じくらいボーカリストとしての絵音さんも好きなんだなって今回気づいた。なぜか今日はそう思った。

 

次のライブは、当たればナツヨノマジックかな〜。(独特な人も多分行くけど)

河口湖調べるほど楽しみすぎてわくわくしている。まだチケット当たってすらいないけど。車のほうがよさそうだし、ペーパードライバーワイ、ついに免許を活用する日がきたな。

しかし10月までライブないんか…。頑張って生きていきましょう。

20220501 indigo la End ONEMAN TOUR 2022「Helpless」大阪

当時書いたメモの加筆修正版

 

東京公演は仕事で泣く泣く干したので待望のHelplessツアーでした。

直前に長田さんがコロナになって札幌公演が延期、次の大阪公演もどうなることやらだったけど無事開催されてよかったです。

 

やっと新曲2曲聞けた。

邦画、すごく歌詞がツボ、なんか刺さるんだよなあ。チューリップ以降では一番好きな曲かもしれない。

春は溶けてで本編終わるの明るくて前向きでよかった。

月日が経つにつれて濡れゆく私小説が自分の中にぴたっとハマるというか好きなアルバムになってきていて、そんなところで砂に紛れて通り恋ラッパー聞けたのうれしい。大阪に行くと初めてindigoのライブに行った心実ツアーを思い出す。

アルバム幸せが溢れたらの曲はとてもとても私にとって特別で、ライブで聞く度に感情がぐちゃぐちゃになる。花をひとつかみ、イントロのベースかっこよかったな。理由はわからないけど、泣けてしまった。

ライブに行くたび「この曲にはそんな意図、背景があったんだ」と知ることがある。

絵音さんがMCでツアータイトルHelplessの由来を話していた。

「絶望の先にある美しさ」

絶望の先に出来た曲が蒼糸で、この曲のおかげで前を向けたと。そんな前置きからの蒼糸はこれまでとは聞こえ方が違った。

もうひとつ、個人的に聞こえ方が違った曲があって。以前にライブで幸せが溢れたらを聞いた時、この曲に重なった心の奥底に閉ざしていた辛い思い出と感情が走馬灯のように浮かんできてぐちゃぐちゃになったことがあった。

でもこの日は落ち着いて受け止めて聞くことができた。やさしい歌だった。生で聞くイントロとアウトロのツインギターが美しすぎるんだよなあ。

indigoのライブに足を運ぶ理由は、演奏が美しいから。音源ももちろん最高なんだが、生だとさらに、より、もっと、何倍も魅力的に聞こえる。感動する。

 

夜行秘密が思ったよりも届かなかった、と漏らしていたのもこのライブだったっけ。

このライブから時が経って、indigoを取り巻く状況景色は少しずつ変わってきているなあと感じる。彼らがもっとたくさんの人に届いてほしいと願っているのだから、どんな形でも私は応援したい。

 

ライブ後に書いたこの文章、どういう気持ちで書いたか忘れてしまったけど今も考えていることはあまり変わっていない。

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音楽も人も世界もなんでも一方的なものなんてなくて決め付けられなくて、多角的でとても複雑すぎて難しい でもそういうものなんだって知っていることが大事で、そういう人間でありたいと思う

 

20230225 indigo la End 蒼き花束 vol.3

225日。indigo la Endの結成記念日、の翌日。

数日前の予報では雨となっていて、まじかよさすが雨バンドだな、とか思いつつ。

結局当日はどんより曇り空で、海風が冷たかったな。

 

開場時刻ぐらいに会場着いて入場。はじめましてパシフィコ。

物販の大行列を横目に(事前物販から行列だったみたいで諦めました…)、とりあえずFC特典シールをゲット。

ライブなどのチケットはファイリングして記念に保管しているのですが、最近はもっぱら電子チケットだから物販のステッカーとかを代わりに保管していて。今後もこういう特典あったら嬉しい。

 

席は1階の真ん中辺り。すごい近いわけじゃないけど、こんな演者の表情が見える距離は久々かもしれない、泣。

 

本編はプロローグのVTRから始まって、しっとり始まると思ったら1曲目はまさかのレナ。

まさかこんな真っ赤な照明でハードな始まりとは思わんかったよ。

2曲目想いきり、まさかの絵音さんがイントロトチってやり直しw

思わぬハプニングだったけど、ここで会場の緊張がいい感じにほぐれたような気がした。

渇きはライブで演奏聴くのは初めてだったんだけど、ライブ映えするなあという感想。ゴリゴリのベースかっこよかった。

そういえば連れがライブ後、「ベースいつもよりアタック音が出てた」と言っていたんですが、なんか機材とか変わったのかな?

夜行、栄太郎さんなシェイカーぶん投げるとこ見れた。投げたあとスタッフさんがさっと回収されておりました。

この日、個人的にはさざなみ様の絵音さんの歌声がいちばん沁みたというか、よかった。

特にサビがすごーく伸びやかで、透き通っていて、うま…(語彙力無)ってなった。

彼女の相談。最近ライブで聴きたいなあと思ってたので、やってくれたの嬉しい。

私がindigoを好きな理由のひとつに長田さんのギターがあって。唯一好きなギタリストを挙げるとしたら長田さんなんだ。

この曲、というかこの頃のギターやっぱりいいなあ。(いや最近の曲のギターも当たり前に最高なのですが。)

この日は特に長田さんのギターをじっくり聞こうと決めて聞いてました。

その後の心雨からアリスの「雨が降った朝に、」って歌詞で始まるのが、雨で繋がってて面白いなと思った。

去年リリースされたヴァイオレット。ライブでやっと聞けた。

この曲のみおえつコーラス好きです。

余談ですが、この曲は川谷さんがアニメ「ヴァイオレットエヴァーガーデン」を見て作ったと以前言っていて。

でも見てないんだよなあ。アニメ見た方が曲の解像度上がると思うんだけどね。泣くのしんどいから見れない。いつか見たい。

武道館ぶりの名前は片想い。

MV初見だったのですが、めっちゃ素敵だったな。悲しい歌詞、ストーリーなんだけど、淡くて可愛いなあって。

武道館で聞いた時も第一印象は「明るい」だったけど、やっぱりこの曲は明るい。

その頃は毎日泣いて辛かった思い出も今振り返るとそれもそれで悪くなかったな成長できたな少し前向けるな、みたいなことあるじゃないですか。そんな明るさ。

その後余韻に浸る間も無く、鐘泣く命が始まって。イントロが始まってなんか殴られている気持ちになった。なんかすごい暴力的な曲だな、と感じた。今までそんなこと思ったことないのに。歌詞も絵音さんの曲にしては口調が強くないですか?

気持ち切り替えられなくてなんだか心が殴られている感覚だった。

 

幕間のVTR(多分ここらへんだった気が)

所々で曲の合間、最中にVTR流れてたんだけど、ごめんなさい、最初は武道館の演出の2番煎じなのか、とか思ってしまったんですが。

ここでindigo13年間を振り返るようなナレーションがあって。武道館の映像のテーマがファン目線だったとしたら、今回はメンバー4人によりスポットしているのかな、と謎が解けた。

 

名もなきハッピーエンド。今回のライブから声出しOKということもあってか(かと言って曲中声出すことはないんですが…)、サビで後鳥さんがノリノリで煽ってるの見て、少し時が進んだなあって実感した。

その後の夜の恋は、インディゴラブストーリー。

両方とも本編ラストでやりがちな曲ですけどラストじゃなかったので、えっラスト何だろ、とそわそわしつつ。

ディゴラブはイントロとアウトロを絵音さんと長田さんが向き合って弾くのが好き。あのカッティングが好き。そういえば藍会でド目の前でその光景見れて感無量だったんだけど、それも3年前か。早いな。

最後は新曲のプルシュカ。

モニターじゃなくてステージ一面に投影された映像が綺麗だった。歌詞表示されてたのもよかった。

ライブで新曲披露の度に毎回複雑〜な曲って思うんだけど、サビがちゃんとキャッチーで頭から離れないのすごい。早くちゃんと聞きたい。

最後にハート型の紙?がひらひら降ってきてきれいだった。

栄太郎さんがはける時にハートを両手に持ってフリフリしてたんだけど、アンコール明けにも持ってきてたの面白かった。笑

 

アンコール明け。

お馴染みの長田さん物販紹介。

グッズをディスりまくる長田節絶好調でした。笑

 

アンコール1曲目は知らない血。こちらもライブでは初めて聞いた曲。

indigoは悲しくて切ないみたいなパブリックイメージだと思うんですけど、ライブでふと激しい曲やりだすところ面白いよね。実験前とか。笑

私はこういうロックな曲のほうが好きなのでもっとやってください。

 

ラストの曲の前に絵音さんのMC

『正しさを決めつける世の中』

『生きづらくないですか?』

川谷絵音を決めつけないで欲しい』

ゆっくりと考えて、一つ一つの言葉を選んで吐露してくれた言葉だった。

私の席から絵音さんの表情は見えなかったのだけれど。

なんとなく私が思ったこと。

どんなできごと、どんな辛さを言葉にしているのか私には想像することしかできない、あの言葉は誰に向けての言葉だったのかわからないけど、わかった気になるなよって言われたように自分は受け取ってしまって胸に突き刺さった。 

苦しそうな胸の内を聞いて、ふと独特な人のセリフを思い出した。「ミュージシャンって繊細な人が多いのに、批判に晒されることが多い」、みたいなセリフがあって。

繊細な絵音さんだからこそ生み出せる音楽が好きだけど、それによって痛みを伴うならなんて言葉をかければいいんだろう。

それでも音楽を作り続けてくれるところを尊敬するし、胸が痛いほどに不器用な方だなって思う。ふっと目を離してしまったら消えてしまいそうで。

 

MCの絵音さんの言葉を噛み砕いているうちに 始まったUnpublished manuscript

あの体が壊れそうな轟音に包まれながら、客席側に向いた照明が眩しくて、なんにも見えない間にそそくさとみんなはけていってしまって(そういえばいつもの写真も撮らなかったな)、呆然としている間に終わってしまった。

夜警ツアーの国際フォーラムで聞いたアンパブは、そっと寄り添ってくれるような印象だったのに、この日はまたなんか違った色に見えた。

 

ライブ終了後、絵音さんのエピローグ。「全ての季節で会いましょう」と言ってライブの告知してくれるの、その言葉のチョイスが好き。

春、夏は馳せ合い。秋は近日発表との事だったけど、ナツヨノマジックのステラシアターの映像ぽかった。期待していいのか?

 

「さよならだけが、人生だ」という語りで始まり、「出逢いだけが、人生だ」と言って終わったライブ。

VTRのストーリーを汲むとindigo la Endの歩みを象徴しているのかな。

意味について考えているんですけど、うまく言語化できない、ので一旦諦めます

 

最近ライブに限らずイベント的なものが苦手だな、なんか楽しめないなあってことがあって、この日を迎えるのにちょっと不安があったんですけど。

でもindigoのライブはやっぱり特別で。毎回行ってよかったなあと思えるから、大切な場所だな。

indigoもindigoを好きでいる人たちも温かくて。

移り変わっていくものがあるかもしれないけど、この感情は忘れないでいたい、好きでいたいな。

20221101 indigo la End 武道館公演「藍」

超絶今更の記憶薄れかけメモ書き。主観のみです悪しからず。

 

Indigo la End初の武道館ライブ。

日本で音楽活動をしてる人なら誰もが目指す会場。めでたいよね。何よりもメンバーが嬉しそうな感じがこっちも嬉しいなって思いながら迎えたライブ当日。

 

座席は南西1階席(スタンド)の結構前の方。メンバーは米粒だったけどステージも演出も会場全体も見やすくて楽しめる席だった。

今回グッズのバンドルライトがすごい綺麗で、みんな楽しんでるのが光でわかるのが一体感感じられて良かった。

 

1曲目の「Sweet Spider」。今回の演出として曲間にストーリー仕立ての映像が流れて、映像の流れからの「やっと思い出したよ 思い出してしまったよ」がグッときた。

これで私の”indigo知った頃よく聴いてた曲”の中でライブで聴けてないのあと白いマフラーだけ。聞ける日は来るのか。

2、3曲目の「悲しくなる前に」「瞳に映らない」は栄太郎さんと後鳥さんがそれぞれ正式加入して初のリリース曲ですよね。ここでこの2曲やるの粋じゃないですか?

 

個人的な詞だから武道館でやるか迷ったけどやることにした、という前置きからの「夜の恋は」。

これまでもライブで何度か聞いたけど、より胸を打つような、いつもと少し曲に対する印象が変わるような、そんな演奏だった。

「好きにならずにいたかった、あなたを知らずにいたかった」アウトロの川谷さんが少し寂しそうに見えて、ちょっと切なくなっちゃった。

 

その後のパートはindigoの中でもロックな感じの曲続きで楽しかった。「ハートの大きさ」、こんなにかっこいい曲だったっけ!?と新たな発見。

 

本編ラストの「Play Back End Roll」。ライブのクレジットがバックに流れて、もう終わりなんだなーって実感できてちゃんとしんみりしちゃう曲。歌詞も好きなんだけど、これからもindigoを追いかけていこう、応援していこうって改めて思ったな。

 

アンコール明け、いつもの物販MCなし。ストイックすぎ!

ラストのラストは新曲。曲調はまた少し新しいindigo(ポップな感じ)というような印象を受けたのですが、後日のえのぴょんのツイート曰く「歌詞は暗い」らしい。

 

あと演出の幕間の映像なんだけど、indigoの歴史とともにあるカップル(というか一人の女性)の物語が進んでいくというようなストーリーで。

主人公は女性。Indigoファンで「このバンド売れるかな?武道館行けるかな?」って言い合っていたカップルが別れてしまって月日が経ち。失恋を引きずっていたけど武道館ライブに来て前に進む、みたいな荒すぎあらすじ。

ライブがメインというのは当たり前なんだけど、ストーリーとライブの曲がリンクして曲も物語の一部として、1つの物語としても楽しめる演出で良かったな。

以前インタビューで川谷さんが「indigoのライブは映画みたいだと言われる」と仰っていて。まさにそれを逆手に取って、より映画的な楽しみができるライブになっていたかなと。今後映像化されるっぽいけど、そうしたら映像作品としても楽しめそう。

あと昔からのindigoファンが武道館に来る、というストーリーだったのでindigoを見てきたファンとしてはどこか主人公とリンクする気持ちもあったのではないかなと。

自分も演奏を聴きながら、indigoに出会ってからの記憶とか曲の思い出とか色々なものを回顧してしまいました。

 

終了後、パシフィコでのライブとアルバム発売予定のおしらせ。

ライブ告知映像が本編の映像の続きみたいになってて。ライブは終わってしまったけどまだ物語は続いていくんだ、indigoは続いていくんだ、みたいな余韻を感じた。

次のアルバムは「哀愁演劇」。演劇ってどういうことやねん。リリース楽しみです。

 

 

今回のライブ、物販も死ぬほど並んでたし会場もちゃんと満員で。indigo好きな人が(多分全国津々浦々から)集まって、ここにいるんだなあ…!と感じてね、あったかい気持ちになりました。コロナ禍で座席数半分とかでライブやっていたし余計に。

 

私は未来のこと、不確定なことは言いたくない。

でもこれまでのindigoの曲が好きだし、私の人生にそっと寄り添ってくれたことは変わらないから、きっとこれからも聞き続けるのであろう。

少し期待するなら、これからもそういう思い出が増えていったらいいな、と思う。

20220902 独特な人 前夜祭 独特な夜

レポとは言えない書きなぐり備忘。ゴミ記憶力なのでニュアンス表現間違いありますご了承を。

 

内容は(おそらく?)中止になった3回目公演 独特なドキュメント用に撮影していた川谷さん密着映像(その時の予告映像の一部が使われていたので)の再編集+一部新録の映像の上映と、川谷さんと撮影・編集された方(沢木さん。お名前間違っていたらすみません)とのトークショーでした。

映像は川谷さん自身や周りの方のインタビュー、延期後3回目公演 人生全経験で上映していた長崎ロケの映像、あとレア?な映像も多々あり。伝説(!)の独特な人1回目公演ラスト20分の一部とか、素晴らしい世界封印時のライブMCとか。後追いオタクとしてはこれだけでもチケ代の価値ありますね!!!

ナレーションが英語(しかも日本語訳字幕つき)だったのは謎。

確かロキノンの編集長のインタビューで「川谷絵音の音楽は『こういう風に生きたいよね、(自分は)なれないけど。』が書かれている」というようなことを仰っていて、確かにそうだなーと思った。

そしてトークショー。めちゃめちゃ面白かったなー。そのせいでその前の記憶吹っ飛んでる感もあるが…。

沢木さん交えていくつかお題に沿って映像の裏話やお客さんにTwitterで質問を募って答えていこうという内容でした。

川谷さんが1時間愛について語っている映像、見たすぎる…

川谷絵音はひねくれているという話。フェスの本番直前で円陣とか気合い入れたりしないのは川谷バンドくらい。indigoメンバーは本番数秒前でもどこにいるかわからない。ゲスメンバーは元々そんな人達ではなかったのに、自分(川谷さん)につられてか変わっていったとのこと。

あとindigoメンバーはみんな捻くれている、熱いこと言わない。っていうのがまあなんとなく感じてはいたけど興味深い話だった。笑

沢木さん曰く、後鳥さんへインタビューで川谷さんのことについて聞いた際「自分たちそういうこと言わないですからね…」と全く使えない返答をされたとのこと。映像でも全く出てきませんでした。笑

川谷さんも撮影で全く本音を話してくれない為、カメラをひたすら回していたのでちゃんぽんを食べているだけの映像が5時間あるらしい。質問コーナーでも「Q.最近大事にしていることは? A.二郎」といった調子でまともに答えない川谷さん。沢木さんが手を焼いていました。笑

ちゃんと答えてあげてよ!と心の中でツッコミを入れつつ、そんな川谷さんを客席のみなさんは好きなんだろうとも思う。これからも変わらずそのままでいてください。笑

1番盛り上がったのは川谷さんの最近あったもやもやした出来事について。めっちゃ愚痴ってて笑った。

あと印象的だった話はバンドごとの曲の分け方の話。人と人との繋がりみたいなことはindigo、主観的なのはゲス、パワーワードが浮かんだらジェニーハイというように最近は分けているとのこと。

 

といった感じでひたすら川谷絵音を深掘りするというとても貴重な2時間でした。

ぼんやりずっと川谷さんにとって独特な人というプロジェクトの意味とは?とか疑問を抱いていたのだけど、最後に川谷さんが「独特な人は川谷絵音の音楽を多面的に捉えるためのものとして楽しんでもらえたら」というようなことを仰っていて。

うまく表せないけど、この日見たこと聞いたことも一部の面でしかないし、一部の面だけを切り取って"理解つもりになる"とか"答えを出す"ことはキモいし誤りだと私は思っているので、あくまでスパイスとして受け取って味わいを楽しむのが正解なのかなと思いますね。

20210829 独特な人 第四回公演 影と毒

2回目の独特な人。

感想でもないレポでもない個人的な感情の書き留め。うろ覚え


独特な人という公演、知らない人に説明するの難しいんだけど絵音さんもストーリーに書いていたように音楽でも演劇でもない舞台。

絵音さんの頭の中がちょっと覗ける場所かなって個人的には思う。

今回は1本主人公(絵音さん)と彼女(あくびちゃん)の物語というのがあって、コントあり朗読あり映像あり弾き語りありで話が進んでいく。

森田さんとのコントシーン、シリアスというフリで笑いに持っていくという仕掛けなのでシリアス演技かつ初笑いを作る役目としては確かに森田さんしかできねえ…となった。

森田さんの演技とても良い!と思ったら今日映画主演が決まってた。(モキュメンタリーだけど)気になる…

アイロンヘッドとチーバナさんのキャスティングはどゆこと!?って感じだったけどえのぴょんの毒とチーバナさん調和しすぎだしバンドマン役は確かに辻井さんだわ。

辻井さんのネタ始まるし、誠子さんのプロポーズの話出てくるしあの瞬間だけ川谷現場ではなく吉本の劇場だった笑

カフェでのシーンは毒強めえのぴょん。

泣きそうとか言うのは結局泣いてないよね?とか誤解を恐れずに言うならって誤解恐れてるじゃん?とかニューヨークのネタみたいなこと言うてるやん!

少しだけフリートークの部分、今まで見た絵音さんの中で1番ハイテンションだった気がする、楽しそうだった笑

正直、物語としてみるなら割とテーマとか伝えたいことが散漫しているかなと言う気はした。

音楽業界、リスナー、ファン、世間の人々、マスコミ、コロナに対して…

細かいセリフは作家さんの脚本でどこまで絵音さんが作った部分なのかは不明だけれど、全体的に絵音さんの思ってること言いたいことなんだろうなと思う。

「作品と作者は切り離すべきだ」コントシーンで出てきけど、この言葉について前のindigoツアーで絵音さんがMCで語っていた。

絵音さんがラジオとか色んなところで発信されていた考えが結構盛り込まれているように感じた。

絵音さんの発言と地続きで、そして作品の世界はコロナ禍(オリンピックとか近々の話題もあったり)で限りなく現実に近い虚構の世界すぎてなんか呆然と見ていた気がする。

絵音さんとあくびちゃんの映像シーン、正直結構早い段階であくびちゃん死ぬんだろうなというのはわかっちゃった。オープニングの独白と照らし合わせていくと。

あくびちゃん、前回の独特な人でニガミ知った程度のファンですがお芝居とてもよかった。

花火が聞こえる、っていうのは命の終わりの暗喩ぽかったけどTwitterパブサしてたら耳の不調を経験したことがある人にはわかる、みたいなことを仰ってる人がいて、それも一理あるのかな?と思った。

結構後半の展開は忙しなくて正直あんまり噛み砕けなかった。断片的な記憶。

また明日といったのに明日は来なかった。

人の死を面白おかしく使う人に対しての憤り、でも向こうにも向こうの意見がある、正しいか間違ってるかは別として。だから「やりきれない」のかな。

夢の中?のあくびちゃんはコロナのない世界にいたけどあれはどういうことだったんだろう。

最近外国人が多いねって言葉がifの世界すぎる、コロナがなかったら今ごろどうなってたんだろう、もっと日本中、世界中が活気の溢れていたのかな、でもこれは誰もわからない。考えてもしょうがない話。

彼女に向けてのシーソー、あの場だと歌詞が難解で入ってこなかったけど終わったあとアップされた歌詞を見て、ちょっと理解できた気がする。

薬をODして?花火が聞こえてきて、花火の音はこれだったんだね、と。

ちゃんMARIリミックスの夏夜のマジックが染みる。

「ごめんね」「ごめんね」と叫ぶ絵音さん。

うわあバットエンドやんと思ったけど、主人公視点だとハッピーエンドなのかな。

確か最後は映像だったんだけど、絵音さんはマスクをしてバーに入っていったんだけど頼んだお酒はビールだった気がする、どっちの世界なんだろう。

あくびちゃんのキャラのモデルはピンと来なかったけど、帰って調べてなんとなくわかった気もする、でもモデルなんていないのかもしれないなあ。

多分大切な人を亡くした人にしか分からない感情があったんだろうな、何年か、何十年後か今回の公演の感じ方が変わる日が来るのかもしれない。

可能ならまたちゃんと見てゆっくり噛み砕きたい。再演求む!


昔の絵音さんのストレートな歌詞が好きで、初期のゲスとかの。だからなんかセリフだと直球の言葉になるのでそれが懐かしいな、と感じた。

思ったけど絵音さんの声、すっっっごい聞き取りやすい。意外と芝居向きだと思うなー

川谷プロジェクトのスタッフさん、いつも思うけど映像とか演出とかすごい好き、解釈が一致すぎる。オープニングとかどっか上げてほしー…

絵音さんが夜にインスタライブやって下さってた。独特な人の話してくれるのかな?と思ったけど意外と興味深い話聞けた。

友達いない、とか、飲み会最初は楽しいけどしんどくなるとか、わかる、わかる。

絵音さんの学生時代の話はすごく自分と重なるんだよな。

独特な人とは違ってまた別の絵音さんの考え方が知れて少し自分の解釈との答え合わせができたかな、と思った。



20201129 独特な人 第三回公演

昼夜両公演参加しました。

独特な人の第2回公演直後くらいに絵音さんにハマり、ツイッターとかで断片的な情報を見ると中々興味深い内容だったので行ってみたかった…と思っていて、第3回の開催が決定した時はとても楽しみで。

しかしコロナがあって延期、延期になって…やっと無事に開催されてよかった。

今回の内容はおそらく予定通り3月にやる予定だったものとは全然違っていたんだろうな。予告ではドキュメントカメラ×1000時間ってなってたし。

その映像どこかで見られる日はくるのだろうか。

朗読、ドキュメント映像、占い、チーパオマーラータン、弾き語りとかいろんなことがあったけど、やっぱり絵音さんの作るものは好きだって思った。

今年は誰にとっても異質な年で、そんな気持ちを絵音さんの表現で見れたっていうのが、よかった、っていう言葉がふさわしいのかわからないけどよかった。見れてよかった。すごくあったかい気持ちになれた。

自分自身も祖父が亡くなったりコロナだったりで生きるってことについて考えたりすることが多い年だったから、絵音さんの言葉を聞いて人生いろんなことがあるけど生きなきゃって改めて思えたな。

それにしても素敵な公演だったから、これっきりなのがとてももったいない。

この場限りだからこそ美しいのかもしれないけど。